お気に入りのズボンを履こうとしたら、ウエストのゴムが「スルスルッ」と中に入り込んでしまった時の、あの何とも言えない絶望感。
皆さんも一度は経験したことがありますよね?
私も先日、子供のパジャマを洗濯したあとにこれを発見して、思わず「ああっ!」と声を上げてしまいました。
専用のゴム通しがあれば一瞬なのに、いざ探すとどこにも見当たらないのが不思議なところ。
わざわざ100均まで走るのも面倒だし、今すぐこのズボンを直したい。
そんな時に役立つ、家にあるもので今すぐ解決できる「ゴム通し代用術」を私の実体験を交えてご紹介しますね。
※ヘアピンやクリップ、安全ピンなどの代用品を使用する際は、先端で生地を傷つけたり、指を怪我したりしないよう十分ご注意ください。
特にデリケートな素材の服では、無理に押し込むと糸が連れたり穴が開いたりする原因になります。
必ず「先端をテープで保護する」「無理に力を入れすぎない」ことを守り、自己責任の範囲で慎重に作業を行ってくださいね。
ゴム通しの代用が必要な理由と安全に選ぶポイント
なぜ今すぐ代用が必要?家事や急なズボン・パンツのゴム交換で困る場面
ゴムが抜けてしまったズボンって、なんだかすごく情けない姿に見えますよね。
明日履いていきたいのに、とか、今すぐ子供に着替えさせたいのに、という切羽詰まった状況で「ゴム通し」がないと本当に困ります。
家事の手を止めて裁縫箱をひっくり返す時間は、忙しい時にはかなりのストレスだったりします。
代用品を選ぶ基準:細いゴム/太いゴム・通し口のサイズ・素材別チェック
代用品を選ぶときに一番大事なのは、「通し口のサイズに合っているか」という点です。
無理やり太いものをねじ込むと、生地を傷めたり、途中で抜けなくなったりして泣くことになります。
ゴムの太さや、ズボンの穴の大きさをじっくり見て、「これなら入りそうだな」と目星をつけるのが第一歩ですよ。
安全性と生地保護の視点:ホッチキスや鋭利な工具を避ける理由
焦っていると、ついついホッチキスでゴムを留めたくなりますが、これは絶対にNG。
針がお肉に刺さる危険もありますし、何より大切な生地をビリビリに傷つけてしまうからです。
後悔しないために、先端が丸まっているものや、布を傷めない素材を選ぶのが「デキる代用術」のコツなんです。
今すぐ使える!ゴム通し代用ランキング7選
1位:ストロー(細いゴムに最適!)
これ、実は私が一番感動した方法です。
ストローの先端にゴムを通してホチキス……ではなく、切り込みを入れて挟み込み、セロハンテープで固定するだけ。
適度なしなりがあって、スイスイ進んでくれる感覚が本当に気持ちいいですよ。
2位:ヘアピン(安全ピン代わりの定番)
ヘアピンなら、どの家庭にも一本は転がっていますよね。
ゴムをヘアピンの間に挟んで、ぐるぐるっとテープで巻くだけ。
先端が丸くなっているので、生地を傷つける心配がほとんどないのが嬉しいポイントです。
3位:ボールペン/ペン先
「えっ、ペン?」と思うかもしれませんが、意外と使えます。
キャップ式のボールペンなら、クリップの部分にゴムを引っ掛けて通すことができます。
ただ、インクが布につかないように、芯は抜いておくか、使い切ったペンを使うのが安心ですね。
4位:クリップ(ゼムクリップ)
事務作業で使うゼムクリップも、立派なゴム通しになります。
クリップを少し広げてゴムを引っかけ、また元に戻してテープで補強すれば準備完了。
小さいので、通し口が狭いズボンの時には特に頼りになる存在です。
5位:割り箸
ウエストが太いスウェットパンツなどの場合は、割り箸が最強です。
先端にゴムを輪ゴムで縛り付けたり、テープでしっかり固定して使いましょう。
長さがあるので、一度にぐいっと進めることができて、時短になります。
6位:結束バンド
これ、知る人ぞ知る裏技なんですが、結束バンドの「しなり」がゴム通しに最適なんです。
あの細長くて丈夫な感じが、まさに専用道具のよう。
余っているバンドがあれば、ぜひ一度試してみてください、驚くほどスムーズですよ。
7位:毛抜き・安全ピン
途中でゴムが迷子になってしまった時、救世主になるのが毛抜きです。
隙間から「エイッ」と掴んで引き出す力強さは、他の代用品にはない魅力。
安全ピンは王道ですが、途中で開いてしまうと生地を傷めるので、ロックがしっかりかかるものを選んでくださいね。
代用品別の紐通し方・やり方
ストローでの具体手順
まず、ストローの端に2センチくらいの切り込みを入れます。
そこにゴムを挟んで、上からセロハンテープでぐるぐる巻きにして固定。
あとはズボンの穴に入れて、ストローを押し出すように進めていけば、あっという間に一周回ってきます。
ヘアピン/ピン先を使った紐通し方
ヘアピンの長い方にゴムを挟み、抜けないようにテープで止めます。
ヘアピンの丸い方から穴に入れて、モゴモゴと生地をたぐり寄せながら進みます。
テープを巻くときは、なるべく段差ができないように滑らかに巻くのが、引っかからないコツです。
クリップ・ゼムクリップの使い方
クリップを一度だけ「く」の字に曲げると、ゴムを通しやすくなります。
ゴムをかけたら元の形に戻し、しっかりテープで固定しましょう。
細いので、パジャマのズボンなど繊細な生地の時に重宝しますよ。
素材・サイズ別の選び方と加工テクニック
細いゴム向けの代用品選び
赤ちゃんや子供の服のような細いゴムには、やはり「ストロー」や「ヘアピン」が一番。
無理に太いものを使うと、出口で詰まって「もう抜けない!」なんてパニックになりかねません。
余裕を持って動かせる細さのものを選んであげてください。
通し口が小さいズボンやパンツの対処法
もしどうしても代用品が入らない時は、クリアファイルを細長く切って自作するのも手です。
1センチ幅くらいに切って、端に穴を開ければ、自分専用の極細ゴム通しが完成します。
100均に行く暇がないなら、これこそが究極の自作キットかもしれません。
安全・生地保護と失敗を防ぐコツ
生地や通し口を傷めないための注意点
代用品を使うときは、とにかく「尖った部分がないか」をチェックしてください。
私は以前、剥き出しの針金でやってしまい、お気に入りのズボンに小さな穴をあけてしまったことがあります。
あの時のショックと言ったら……皆さんはそんな思いをしないで済むように、先端をテープで保護してくださいね。
途中でゴムが抜けた/切れた時の対処法
一番悲しいのは、ゴール目前でゴムが「スルンッ」と抜けて中に戻ってしまうこと。
これを防ぐには、反対側のゴムの端をクリップなどで入り口に固定しておくのが鉄則です。
これだけで、あの二度手間という名の絶望から解放されます。
ダイソー・100均で揃うおすすめアイテムと活用法
ダイソーで買えるストロー、クリップの実用性
100均のストローは大容量なので、一本失敗しても替えがいくらでもあるのがいいですよね。
また、結束バンドもいろんなサイズが売っているので、家族全員のズボンの太さに合わせてストックしておくのもアリ。
「買うほどではないけれど、あると便利」なものが100均には詰まっています。
買う前に確認するサイズ・素材・耐久性
もし100均に行って「やっぱり専用のゴム通しを買おう」と思ったなら、紐通しとゴム通しがセットになったものを選びましょう。
でも、代用品でも十分事足りるのがこの世界。
まずは家にあるものをじっくり眺めて、「これ、ゴム通しに見えてきた……」という感覚を大切にしてみてください(笑)。
まとめとよくある質問
用途別まとめ
結局のところ、「使い勝手の良さならストロー、手軽さならヘアピン、太いものなら割り箸」が私の結論です。
短時間で終わらせたいなら、まずはストローを試してみてください。
よくある質問(Q&A)
Q:ゴムが途中で止まってしまったら?
A:無理に引っ張らず、逆方向から少し押し戻したり、生地を揉んだりして「道」を作ってあげてください。
Q:代用品で一番失敗しにくいのは?
A:テープでしっかり固定したストローですね。しなり具合が絶妙なんです。
今日使える短時間チェックリスト
- 先端が丸い道具を選ぶ
- ゴムをテープでガッチリ固定する
- 反対側のゴムの端をクリップで留めておく
これさえ守れば、もうゴム通しでイライラすることはありません!
最後に:小さな「不便」を「知恵」で解決する喜び
無事にゴムは通りましたか?
たった一本のゴムを通すだけのことなのに、終わったあとの達成感って、意外とすごいんですよね(笑)。
私も初めてストローで代用できたときは、「わざわざ買いに行かなくて良かった!」と自分を褒めたくなりました。
完璧な道具がなくても、知恵と家にあるものでなんとかなる。
そんなちょっとした「できた!」の積み重ねが、毎日の家事を少しだけ楽しく、軽やかにしてくれる気がします。
スッキリ直ったズボンを履いて、今日も心地よい一日を過ごしてくださいね。

