一人暮らしを始めたばかりの頃、私が一番ショックだったのが「玄関のドアを開けたら部屋の奥まで丸見え」という間取りでした。
仕事から疲れて帰ってきて、脱ぎっぱなしの靴や、洗い桶に溜まったお皿が外の空気に触れるような、あの落ち着かない感覚。
特にアパートだと、郵便屋さんが来た時や、隣の人と目が合った瞬間に、自分のプライベートが筒抜けになるのが本当に嫌だったんです。
でも、壁を作るわけにもいかないし、どうにかして「隠したい!」と試行錯誤してたどり着いたのが、今回ご紹介するアイデアたちです。
賃貸でも壁を傷つけず、しかも「帰宅してからの動きやすさ」を邪魔しない目隠し術について、私の失敗談も交えてお話ししますね。
※玄関周りに目隠しを設置する際は、万が一の際の避難経路(動線)を塞がないよう十分にご注意ください。
また、キッチンのコンロ付近にカーテンや布を設置する場合は、火災予防のため必ず「防炎ラベル」付きの製品を選ぶか、火元から十分な距離を保つようにしてください。
突っ張り棒などの設置による壁の傷や跡については、退去時の原状回復トラブルを避けるため、当て板や保護シートを併用することをおすすめします。
玄関入ってすぐキッチンの悩みを即解決!一人暮らし・2DK・賃貸で多い理由とこの記事の約束
「玄関入ってすぐキッチン」が気になる人の本音
この間取り、家賃が安かったり立地が良かったりする物件に多いんですよね。
パッと見は「動線が良さそう」なんて思うんですが、実際に住んでみると「生活感が丸見え」なのが最大のストレスになります。
風水的にも「玄関からキッチンが見えるのはお金が逃げる」なんて言われていて、なんとなく気分が乗らない……という方も多いはずです。
タイトルが約束する価値:実例・ランキング・設置方法まで全部わかる理由
この記事では、ただ隠すだけじゃなく、「おしゃれさ」と「使い勝手」を両立させる方法を具体的にまとめました。
私が実際に使ってみて「これは狭くなるからダメだ」「これは掃除がしにくい」と感じたリアルな視点も詰め込んでいます。
この記事の使い方:優先順位と判断基準
まずは、今のあなたの玄関が「どれくらい隠したいのか」をイメージしながら読んでみてください。
「完全に見えなくしたい」のか、「なんとなく視線を遮りたい」のか、その基準で選ぶべきアイテムが変わってきますよ。
賃貸OK!玄関入ってすぐキッチンの目隠しアイデア10選
1 パーテーションで仕切る:置くだけの簡単設置
一番手っ取り早いのは、自立するパーテーションを置くことです。
アパートの狭い玄関でも、薄型のものを選べば圧迫感なく、しっかり「壁」の役割を果たしてくれます。
2 ロールスクリーン/ロールカーテンで素早く目隠し
天井付近に突っ張り棒タイプで設置すれば、必要な時だけ「シャッ」と下ろすことができます。
普段は開けておいて、来客時だけ一瞬で隠せるので、ズボラな私にはこれが一番合っていました。
3 カーテン+突っ張り棒で原状回復OKなやり方
これが最も安上がりで、かつ自由度が高い方法です。
お気に入りの布を使うだけで玄関の印象がガラッと変わりますし、汚れたら洗濯機で丸洗いできるのも衛生的でいいですよね。
4 収納家具で目隠し&収納を両立するレイアウト
カラーボックスやキッチンカウンターを玄関に対して垂直に置くのもアリです。
目隠しになるだけでなく、買い物から帰ってすぐに荷物を置けるスペースができるので、一石二鳥なんですよ。
5 スクリーン・間仕切りパネルでおしゃれに仕切る
最近は、プラスチック製のおしゃれな連結パネルなんかも売っています。
透け感があるものを選べば、玄関が暗くなるのを防ぎつつ、生活感を絶妙にボカしてくれます。
6 ワイヤー+布で柔軟に仕切るローコスト案
100均のワイヤーネットを繋げて、お気に入りのバンダナや布をクリップで留めるだけ。
驚くほど安く済みますし、気分によって布の色を変えられるので、飽き性の人におすすめです。
7 可動ドア/引き戸風の簡易仕切り
少し本格的にしたいなら、アコーディオンカーテンのような簡易ドアが便利です。
冷暖房の効率も良くなるので、「隠す」と「節電」を同時に叶えたいならこれが最強かもしれません。
8 グリーンやラックでリビング側の視線を遮る
背の高い観葉植物や、オープンラックを置くのも素敵なアイデアです。
「いかにも隠しています」という感じが出ないので、インテリアにこだわりたい人にはぴったりですね。
9 洗面所・風呂への動線を確保する間仕切り
家族やパートナーと住んでいる場合、キッチンを隠しすぎてお風呂に行きづらくなっては本末転倒です。
人が通れるスペースを「最低60cm」は確保するように配置を工夫しましょう。
10 鏡や照明を組み合わせた視線コントロール
目隠し板の玄関側に大きな鏡を置くと、空間が広く見える視覚効果があります。
視線を「キッチン」ではなく「おしゃれなコーナー」へ誘導する、ちょっとした心理テクニックですね。
間取り別レイアウト提案:一人暮らし・2DK・新築アパート別の最適解
一人暮らしワンルーム/1K:狭さを活かすテクニック
狭い部屋では、床に物を置くと一気に生活の質が下がります。
壁や天井を活用する「突っ張りポール式」の収納兼仕切りが、スペースを無駄にしないコツです。
2DKやファミリー向け:家事効率を落とさない動線
広い間取りなら、思い切ってキッチンカウンターを置いて「カフェ風」に仕切ってみましょう。
玄関から直接リビングが見えないように角度をつけるだけで、家族のプライバシーが守られます。
風水・見た目・動線を両立する選び方とデザインのコツ
風水的に気をつけたいポイント
玄関から入ってすぐにコンロ(火)が見えるのは、気が乱れやすいと言われています。
暖色系のカーテンや、丸い葉っぱの観葉植物を添えて、「気の流れを和らげる」工夫をしてみるのもいいかもしれません。
圧迫感を減らす素材の選び方
真っ黒や濃い茶色の板で仕切ると、玄関がどうしても暗く狭く感じてしまいます。
白やベージュ、あるいは少し光を通すリネン素材などを選ぶと、空間が広く感じられますよ。
賃貸で安心して設置するための実務ガイド(原状回復・設置方法)
壁を傷つけない設置テク
「突っ張り棒」は賃貸の神様ですが、重いものを吊るすと壁に跡が残ることも。
設置する時は、壁との間に「滑り止めの小さなあてゴム」を挟むだけで、退去時のトラブルを格段に減らせます。
管理会社への確認ポイント
もし「どうしても壁にネジを打ちたい」と思ったら、まずは管理会社に相談してみてください。
「退去時に補修費用を払うので、使い勝手を良くしたい」と正直に伝えると、意外とOKが出るケースもあります。
実例とビフォーアフター:成功パターンから学ぶ
収納兼目隠しで家事動線が良くなった実例
ある友人は、玄関横に低いシェルフを置いて、その上に「鍵置き場」と「エコバッグ入れ」を作りました。
これだけで、玄関が整うだけでなく、キッチンが全く見えなくなったと大喜びしていました。
買う前に比較!タイプ別ランキングとおすすめガイド
賃貸向けおすすめランキングTOP3
1位は、圧倒的に「突っ張り式ロールスクリーン」です。
2位は、収納も兼ねられる「オープンラック」。
3位は、手軽に雰囲気を変えられる「のれん・カーテン」ですね。
よくある質問(Q&A)
Q:来客時に丸見えなのを、今すぐどうにかしたい!
A:一番の即効薬は「のれん」か「大きな布」を突っ張り棒で吊るすことです。 5分で終わりますし、視線が遮られるだけで心の余裕が全然違います。
Q:洗面所への動線が狭くなりそうで不安です。
A:可動式のパーテーションを選びましょう。 使わない時は畳んで壁に寄せておけるタイプなら、家事の邪魔になりません。
まとめ:今すぐできる即効対策3つと長期的に整えるプラン
玄関を開けた瞬間の景色が変わると、家に帰ってくるのが本当に楽しみになります。
まずは、明日からできる「突っ張り棒とカーテン」から試してみませんか?
- 今すぐやる:突っ張り棒で視線を遮る。
- 週末にやる:収納を兼ねた棚の配置を考える。
- 将来的に:お気に入りのデザインのパーテーションを探す。
「狭いから」「賃貸だから」と諦めずに、自分にとって最高の「おかえり」の景色を整えていきましょう。


