「お気に入りのソファだけど、低すぎて立ち上がるのがしんどい……。」
そんな風に感じたこと、ありませんか?
実は私も以前、見た目に一目惚れして買ったローソファで、とんでもない失敗をしたことがあるんです。
「低い方が部屋が広く見えるしオシャレ!」なんて思っていたのですが、実際に生活してみると、座るたびに「どっこいしょ」と声が出てしまうほど足腰に負担が。
業を煮やして、家にあった適当な木材の端切れを脚の下に突っ込んで無理やり高さを上げたのですが、これが大失敗。
友人が遊びに来て座った瞬間、ソファがガタン!と傾いて、コーヒーをラグにぶちまけてしまったんです……。
あの時の申し訳なさと、適当にやった自分への後悔は今でも忘れられません(笑)。
そんな私の苦い経験から学んだ、「絶対に後悔しない、安全で快適なソファのかさ上げ術」を今回は本音で詳しくお伝えしますね。
※ソファの高さを上げるDIYは、家具の安定性や耐荷重に大きな影響を与えます。
作業を行う際は、必ずメーカーの保証内容を確認し、自己責任で行ってください。
特に重量のあるソファや、お子様・ご高齢の方が使用される場合は、強度の確保に十分注意し、不安定な状態での使用は絶対にお止めください。
ソファの高さを上げるべき理由と「安全に」確認するポイント
メリット:立ち座りの負担軽減・座り心地向上
ソファを少し高くするだけで、驚くほど毎日の動作が楽になります。
特に身長が高い方や、膝に不安がある方にとって、座面の数センチの差は「天国と地獄」ほどの違いがあるんですよね。
自分の膝の角度が90度より少し深くなるくらいが、立ち上がりやすい理想のバランスです。
注意点:安定性・荷重・お子様や高齢者への影響を必ずチェック
高さを上げると、どうしても重心が不安定になりがちです。
特に小さなお子さんがソファの上で跳ねたり、ご高齢の方が手すりに体重をかけたりする場合、脚が外れると大怪我につながります。
「ただ高くする」のではなく、「揺らしてもびくともしない」強度を最優先に考えましょう。
掃除と家電配慮:ルンバ/ロボット掃除機との相性
高さを上げる最大の隠れたメリットは、お掃除ロボットがスイスイ通れるようになることです。
今までソファの下に溜まっていたホコリをルンバが吸い取ってくれるようになると、部屋の空気が変わった気がして本当に気持ちいいですよ。
必要な準備と選び方:材料・工具・購入先
かさ上げアイテムの種類比較:脚交換・継ぎ足・ブロック・クッション
一番確実なのは「脚そのものを長いものに交換する」方法ですが、ネジの規格が合わないこともあります。
手軽なのは「継ぎ足し用の専用台」や「かさ上げブロック」ですが、見た目にこだわりたいなら脚交換がベストです。
クッションを敷くだけの方法もありますが、沈み込みが変わるので座り心地は別物になりますね。
購入先の選び方:ニトリ・無印・ホームセンター・100均のメリット
安く済ませるなら100均の継ぎ足しグッズもありますが、正直、ソファのような重量物には少し不安があります。
ニトリやホームセンター、またはAmazonなどで「耐荷重」が明記されているものを選ぶのが、長く使うコツです。
無印良品のソファなら、純正の交換用脚が売られていることもあるので、まずは公式サイトを覗いてみるのが近道ですよ。
工具・素材チェックリスト:耐荷重・サイズ(cm)の確認方法
準備の前に、今のソファの脚の形(丸か四角か)と、ネジの太さ(M8やM10など)を必ず測ってください。
私は測らずに買って「ネジが入らない!」とお店に返品しに行く羽目になりました……あの手間は本当に無駄でした(笑)。
高さの目安と計算式:何cm上げるべきかを数値で決める
身長別・用途別の理想的な座面高さの目安
一般的に、日本人の標準的な体型なら座面までの高さが38cm〜42cmくらいが一番座りやすいと言われています。
海外ブランドのソファだと少し高めだったりするので、今の不満が「あと何cmあれば解消するか」を厚めの本などを敷いて予行演習してみるのが一番確実です。
簡単計算式で最適な上げ幅を算出する方法
「(身長 × 0.25)ー 1cm」が理想の座面高、なんて計算式もありますが、結局は好みです(笑)。
ダイニングテーブルと一緒に使いたいなら、テーブルの天板から座面までが25cm〜30cm空くように調整すると、食事がしやすくなりますよ。
ルンバ対応やローテーブルとのバランスチェック
ロボット掃除機を通したいなら、最低でも10cmの隙間が必要です。
あまり上げすぎると、今度はローテーブルが低すぎて使いにくくなるので、家具全体の高さのラインを意識してみてください。
安全なDIY手順:ステップバイステップ
事前チェック:床の平坦性・ソファ底の構造を確認
まずはソファをひっくり返して、裏側の構造をじっくり見てみましょう。
ネジ式の脚なのか、木ネジで直接打ち込んでいるのかで、作業の難易度が変わります。
床が柔らかいクッションフロアの場合は、かさ上げパーツが沈んで跡がつくので、保護シートも準備しておきたいですね。
脚を交換する方法:取り外し~取り付け時の注意点
ネジ式の脚なら、くるくる回して外すだけなので意外と簡単です。
ただし、新しい脚をねじ込む時に、斜めに入らないよう慎重に。
ネジ山を潰してしまうと、もう二度と固定できなくなって絶望することになります。
継ぎ足・かさ上げブロックで高さを上げる手順
脚の下にブロックを置くだけの場合、「滑り止め」がしっかり効いているかが運命を分けます。
ソファが動くたびにブロックからズレていくと、いつか外れて転倒してしまいます。
粘着性の高いジェルシートや、フェルト付きの滑り止めを併用するのがプロっぽく仕上げる秘訣です。
固定と調整のコツ:ぐらつき対策
最後に、四隅を順番に手で押して、ガタつきがないか入念にチェックしてください。
わずかな浮きがあれば、薄いフェルトを重ねて貼って微調整しましょう。
タイプ別の具体例:ローソファ・カウチ・2人掛けごとの最適な上げ方
ローソファを上げるときのポイント
ローソファはもともと脚がないタイプも多いので、その場合は「土台」となる木枠を自作するか、専用の台を敷くことになります。
見た目が重たくなりやすいので、ソファの土台より少し内側に隠れるようなサイズのかさ上げパーツを選ぶと、浮遊感が出てオシャレに見えますよ。
カウチ/コーナーソファのかさ上げで気をつける点
連結しているソファの場合、全ての脚を全く同じ高さに揃えないと、連結部分に無理な力がかかってバキッといくことがあります。
パーツを買い揃える時は、予備も含めて同じロットのものを一気に揃えるのが安心です。
見た目・快適性を保つ仕上げとインテリア調整のコツ
目立たせないかさ上げのデザイン案
かさ上げした部分が丸見えだと、どうしても「後付け感」が出てしまいますよね。
そんな時は、ソファカバーを少し長めのものに変えて裾で隠したり、かさ上げパーツをソファの色と同系色に塗装するだけで、驚くほど馴染みます。
クッション・座面調節で座り心地を最適化するテクニック
高さを上げたことで「足が浮いてしまう」ようになったら、背もたれにクッションを足して、少し前めに座るように調整してみてください。
これで腰の隙間が埋まり、最高のパーソナルスペースが完成します。
よくあるトラブルと対処法
ぐらつき・傾きが出たときの直し方
しばらく使っていると、ネジが緩んでガタつくことがあります。
「あれ?」と思ったら、すぐに座るのをやめて点検しましょう。
増し締め(もう一度きつく締め直すこと)を定期的に行うのが、安全に使い続ける唯一のルールです。
購入後の返品・交換、メーカーへの相談
もしDIYに失敗して壊してしまったら、無理に自分で直そうとせず、家具修理のプロに相談するのも勇気です。
ネットでパーツを買う時は、レビュー欄で「同じソファを使っている人がいないか」を血眼になって探すと、失敗の確率をグッと下げられますよ(笑)。
まとめ:実践チェックリストと失敗しない選び方
最後におさらいです。
- ネジの規格と耐荷重は、しつこいくらい確認する!
- 作業は必ず2人以上で(ソファは重いですからね)。
- 「滑り止め」と「ガタつきチェック」は命に関わると思って丁寧に。
ソファが高くなると、視線が上がり、部屋の景色が少し違って見えます。
立ち上がりが楽になった後の生活は、想像以上にストレスフリーですよ。
私の失敗を笑い飛ばして、ぜひ安全で素敵な「理想の高さ」を手に入れてくださいね!

