お酒好きの方なら一度は憧れる、バーでの「ショット」の風景。
クイッと飲み干すあのスタイル、格好いいですよね。
私も以前、自宅でおしゃれにテキーラを飲もうと思ってショットグラスをネットで買ったんです。
でも、届いてみたら想像よりずっと大きくて、「これ、ショットっていうかミニコップじゃん……」と一人で苦笑いした思い出があります（笑）。
実はショットグラス容量って、意外と奥が深くて、適当に選ぶと「強すぎるお酒が並々と入ってしまう」なんてことになりかねません。
今回は、そんな失敗を繰り返さないために、ショットグラスの容量について実体験を交えながら詳しくお話ししますね。
※本記事で紹介している「ワンショット」や「シングル」の容量（30ml）は、日本で一般的に使われている基準です。
国や地域、またはバーのスタイルによっては、45mlや20mlなど基準が異なる場合があります。
ご自宅でカクテルレシピを再現する際や、正確な計量が必要な場合は、お手持ちのグラスの満水容量を一度計量カップなどで確認することをおすすめします。
ショットグラス容量（ショットグラス容量）とは？30ml・60ml・15mlなど定番サイズの基礎知識
ショットグラスの容量表記：ml・cc・ワンショットの違いを簡単解説
まず、お店や通販で見かける「ml（ミリリットル）」と「cc（シーシー）」ですが、これは全く同じ量だと思って大丈夫です。
ややこしいのが「ワンショット」という呼び方ですよね。
これは計量単位ではなく、お酒の「一杯分」という慣習的な呼び方なんです。
日本では一般的に、ワンショット＝30mlを指すことが多いのですが、国やお店によっては45mlだったりすることもあるので注意が必要ですよ。
30ml・15ml・60ml・100均で見る実際のサイズ感と呼び方
標準的なのは、やっぱり30mlサイズです。
これは「シングル」とも呼ばれていて、親指と人差し指でつまめるくらいの、コロンとした可愛らしいサイズ感。
15mlは「ハーフショット」といって、ウイスキーの試飲や、かなり強いリキュールを少しだけ楽しむ時に使われます。
60mlは「ダブル」用ですが、見た目は小さなタンブラーという感じで、一気に飲み干すには少し勇気がいる大きさかもしれませんね。
ショットとワンショット、シングル・ダブル・ハーフの容量基準
基本的には、シングル（30ml）を基準に考えると間違いありません。
ダブルはその倍の60ml。
ハーフはその半分の15ml。
この「30」という数字さえ覚えておけば、バーでの注文も自宅でのグラス選びも、一気にプロっぽくなりますよ。
用途別に選ぶ最適容量：テキーラ・ウイスキー・チャミスル・リキュールで変わるサイズ感
テキーラやウォッカ：30ml前後が主流な理由とサーブ方法
テキーラを飲むなら、迷わず30ml（シングル）を選んでください。
テキーラは一気に飲むイメージがありますが、実は香りを楽しみながら少しずつ口に含むのが本場のスタイル。
30mlという容量は、喉を焼く刺激と香りのバランスが一番ちょうどよく感じられる、魔法のサイズなんです。
ウイスキーはシングル15ml〜30ml、ダブル60mlの使い分け方
ウイスキーをストレートでじっくり味わいたいなら、30mlが定番です。
でも、いろいろな種類を少しずつ飲み比べたい時は、あえて15mlのグラスを使うのが「通」の楽しみ方。
逆に、チェイサー（お水）を横に置いてガツンと飲みたい夜は、60mlのダブルサイズが頼もしく感じられます。
チャミスルや韓国ドリンク向けの容量チェックと注ぎ方
最近人気の韓国焼酎「チャミスル」などは、専用のショットグラスがよく使われますよね。
あれ、実は日本の標準的なショットグラスより少し大きめの50ml〜60mlくらいが多いんです。
韓国では「乾杯（コンベ）！」の合図で一気に飲み干す文化があるので、少し余裕のあるサイズが好まれるみたいですね。
カクテルやリキュール・デザート用の小容量の使い道
甘みの強いリキュールや、層を重ねたプースカフェスタイルのカクテルには、15mlのショートサイズが映えます。
小さなグラスに綺麗な色のお酒が満たされているのを見ると、それだけで贅沢なデザートを食べているような気分になれます。
失敗しないショットグラスの選び方：高さ・直径・形状・素材でチェック
サイズと高さ（cm・mm）の見方
ショットグラスを選ぶときは、容量だけでなく「高さ」もチェックしてみてください。
背の高い「トールタイプ」は見た目がスタイリッシュで、カクテルを層にするのに向いています。
一方、背の低い「ストレートタイプ」は安定感があって、酔っ払って倒してしまう心配が少ないのがいいところ（笑）。
口径（直径）が広いものは香りが立ちやすく、狭いものは一気に喉へ流し込むのに適しています。
素材別メリット：ガラス・クリスタル・プラスチック・耐熱の違い
普段使いなら、厚手のソーダガラス製が一番です。
ガンガン洗っても割れにくいし、何より「カチン」と乾杯した時の音が心地いい。
特別な日やプレゼントには、光の屈折が美しいバカラなどのクリスタル製が最高に贅沢ですね。
キャンプやパーティーなら、割れる心配のないプラスチック製や、ホットアルコールも楽しめる耐熱ガラス製も重宝します。
形状・デザインで変わる飲み心地
底が厚くなっているデザインは、手に持った時に適度な重みがあって、高級感を演出してくれます。
内側が丸みを帯びているものは、お酒がスムーズに口の中に流れ込んでくるので、喉越しが優しく感じられますよ。
業務用と家庭用の違い
業務用はとにかく「スタッキング（積み重ね）」ができるかや、耐久性が重視されています。
家庭で楽しむなら、スタッキングよりも「自分の手にしっくり馴染むか」や、お気に入りのブランドで選ぶのが一番の楽しみになります。
人気ブランド＆おすすめランキング
高級ブランドの魅力（バカラ・クリスタル）
憧れのバカラのショットグラスは、もはや芸術品です。
クリスタルならではの輝きと、指に伝わる繊細な感触は、いつものお酒を別次元のものに変えてくれます。
自分へのご褒美や、大切な方への特別なギフトには、これ以上の選択肢はありません。
コスパ重視の定番（リビー・東洋佐々木ガラス）
実用性で選ぶなら、アメリカのリビー（Libbey）や、日本の東洋佐々木ガラスが鉄板です。
どちらも業務用として世界中で愛されているので、耐久性は折り紙付き。
Amazonなどでセット販売されていることも多く、ホームパーティー用に揃えるのにも最適です。
100均・低価格製品と製品比較
「とりあえず試してみたい」なら、100均のショットグラスも馬鹿にできません。
最近はかなり形も綺麗ですし、何より110円という気軽さが魅力。
ただ、容量が正確に30mlでないこともあるので、カクテルの計量に使いたい場合は一度測ってみることをおすすめします。
容量別の飲み方・サーブ方法と演出テクニック
ワンショット・ショットの注ぎ方
お酒を注ぐときは、グラスの縁から1〜2mm下まで注ぐのが一番美しく見えます。
なみなみと注ぎすぎると、持ち上げた瞬間にこぼれてしまうので、「八分目より少し上」くらいを意識してみてください。
ロックやストレートでの最適容量
ショットグラスでロック（氷入り）を楽しむなら、少し大きめの60mlサイズを選んでください。
30mlだと、氷を入れただけでお酒が入るスペースがなくなってしまいますからね（笑）。
ストレートなら、やっぱり30mlのグラスが一番、そのお酒の個性をストレートに伝えてくれます。
実測・チェック方法：自宅でできる容量のはかり方
目分量を避ける！計量カップで正確にmlを測る手順
自分のグラスが一体何ml入るのか、一度はっきりさせておくと安心です。
料理用の計量カップや、100均のメジャーカップに30mlの水を入れて、グラスに移してみてください。
「あ、ここまで入れたら30mlなんだな」という感覚を掴んでおくだけで、外で飲む時も自分の酒量が把握しやすくなります。
高さ・直径からおおよその容量を推定する計算方法
もし手元に計量器がないときは、ざっくり計算もできます。
円柱の体積計算になりますが、面倒なら「500円玉くらいの直径で、指3本分くらいの高さ」ならだいたい30〜40mlくらい、と覚えておくと目安になります。
素材別メンテナンスと長持ちさせる方法
ガラス・クリスタルの洗い方
クリスタルガラスは特にデリケートなので、できれば手洗いがおすすめ。
他の食器とぶつからないように、スポンジで優しく洗って、乾いた布で水気を拭き取ると輝きが長持ちします。
食洗機対応のガラス製なら、忙しいパーティーの後片付けも楽ちんですね。
傷・曇り・輝きのメンテ術
ガラスが曇ってきたら、お酢やクエン酸を薄めたお湯に少し浸けてみてください。
水垢が取れて、新品のような輝きが戻りますよ。
お気に入りのグラスがピカピカだと、お酒の味までワンランクアップしたように感じるから不思議です。
購入前のQ&Aと最終チェックリスト
よくある疑問に回答
「30mlと60ml、どっちを買えばいい？」と聞かれたら、私は「まずは30ml」と答えます。
大は小を兼ねると言いますが、ショットグラスに関しては「ジャストサイズ」で飲むのが一番かっこいいからです。
100均で買うのも全然アリですが、来客用には少し良いブランドのものを1セット持っておくと、おもてなしの幅が広がりますよ。
購入時の最終チェックリスト
- 容量は30ml（シングル）か？
- 素材は用途に合っているか？（家飲みならガラスがおすすめ）
- 手持ちの食器棚に収まる高さか？
- セット数（ペアなのか、4〜6個セットなのか）は足りているか？
